16日に投開票される県議会議員選挙に向けて、立候補予定者に小中高生が質問するトークイベント「政治って何だろう?」が2日、オンライン生配信で行われた。那覇市の若狭公民館と大名児童館が取り組む主権者教育の一環。市内の小中高生11人が参加し「議員に夏休みはあるか」「沖縄に裏金問題はあるか」など、率直な疑問を画面越しにぶつけた。
那覇市・南部離島区の立候補予定者6人が出席し質問に答え、「お父さん、お母さんが選挙に出るとしたらどうするか」「立候補できるとしたら何歳からがいいか」などと逆質問もした。
児童生徒らは、事前勉強会で県議会の役割や憲法が保障する選挙の5原則などついて理解を深めた。質問を終えると「(政治家は)怖いと思っていたけど質問しやすかった」「話すのが上手で説得力がありそうと思った」と感想を語った。
司会進行は高校生2人が務めた。首里高3年の生徒(17)は、12月の誕生日以降に選挙権を持つことになるが「18歳になってからでいいと思い自分から知ろうとしてなかった。イベントで選挙を身近に感じた」と話した。開邦高2年の生徒(16)は「若者は政治に関心ないと言われているが、周囲に呼びかけたり、自身が選挙に行くなど取り組みたい」と意欲を見せた。
イベントの様子は、投開票翌日までユーチューブの「大名音楽村(若杉福祉会)」のチャンネルで視聴可能。
(慶田城七瀬)