沖縄市選挙管理委員会は14日、市外に転出して投票権を失った178人に、誤って16日投開票の県議選の入場券を発送したと発表した。市選管は謝罪のはがきを送り、入場券を破棄するよう依頼した。
市選管は、同市での投票権がある転出者936人に、入場券を発送していないミスを起こしていた。その後、転出者に入場券を発送したが、今回、そのうち178人に投票権がないことが新たに判明した。
転出者の投票権は転出から4カ月以上たつと新しい市町村にある。沖縄市選管は、転出者の入場券を金庫に保管していたが、投票権を失った転出者の入場券を抜き取ることを怠った。入場券を受け取った市外転出者から、引っ越し先の入場券とどちらを使用したらよいかとの問い合わせがあり、誤発送が発覚した。
市選管は「深くおわびする。今後は複数体制で確認していく」とした。問い合わせは沖縄市選管、電話098(939)1193。
(’24県議選取材班)