久米島、6月観測で史上1位の大雨 24時間の最大降水量293ミリ 19日も土砂災害に警戒 沖縄


久米島、6月観測で史上1位の大雨 24時間の最大降水量293ミリ 19日も土砂災害に警戒 沖縄 大雨の影響で民家に迫る崩れた土砂と倒木=18日午後3時58分、那覇市宇栄原(喜瀨守昭撮影)
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 沖縄本島地方は18日、梅雨前線に流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、大雨が降った。本島中南部と北部に一時、土砂災害警戒情報が発表された。久米島町謝名堂では18日午前6時半までの24時間の最大降水量が293・5ミリを観測し、6月の観測史上1位となった。引き続き19日にかけて土砂災害に警戒が必要。

 降り始めの10日午前0時から18日午後4時までの降水量(アメダスによる速報値)は、久米島町謝名堂で795ミリ、粟国空港で727・5ミリ、久米島空港で642ミリ、那覇市樋川で631ミリ、南城市糸数で629・5ミリ、伊是名村内花で615・5ミリ、渡名喜で603・5ミリを観測した。

 降り続いた雨の影響で、18日午前0時時点のダム貯水率は99・9%に高まり、平年値を9・4ポイント上回った。沖縄気象台によると、20日以降は晴れ間が続く予報となっている。

 (中村優希)