古謝景春南城市長に取材していた本紙記者が、質問中に古謝市長から背中を突き飛ばされたことを受け、琉球新報社は19日、古謝市長と南城市に対する抗議を文書で送付した。島洋子統合編集局長は「今事案は暴力によって記者の安全を脅かし、取材活動を妨害したものだと考える」と見解を示し、市側に謝罪と経緯の説明を申し入れた。
18日の市議会一般質問の終了後、記者は市長室に移動する古謝市長を追って歩きながら、セクハラ疑惑に関する第三者委員会の設置や市議会特別委員会による職員アンケート結果について質問していた。
琉球新報は「正当な取材を力ずくで制することは知る権利に応える報道の自由の侵害につながりかねず、報道機関として見過ごすことができない」と抗議した。