「家族との絆伝わる」　じまんの家族図画・作文コンクール　最高賞と特賞、12人を表彰　沖縄

　家族への感謝を作品で表現するNTT西日本沖縄支店特別協賛「第62回じまんの家族図画・作文コンクール（主催・リウボウインダストリー、琉球新報社、共催・県造形教育連盟）の表彰式が23日、那覇市の琉球新報ホールで開かれた。最高賞（ＮＴＴ西日本沖縄支店賞）と特賞に選ばれた計12人に表彰状が贈られた。

　作文の最高賞に選ばれた與座悠真（はるま）さん（港川小3年）が受賞作「弟の長いかみ」を朗読した。與座さんは弟が髪を伸ばしたことを通じて、医療用ウィッグの素材として髪を寄付するヘアドネーションについて自ら調べた。母親が言った「みんなちがってみんないい」の意味も知り、「優しい弟は、僕の自慢の弟です」と胸を張った。

　與座さんは図画作品「家族でカラオケ楽しいな」でも最高賞に輝く両部門での快挙となり、「いっぱい頑張った」と笑顔を見せた。

　NTT西日本沖縄支店の古江健太郎支店長は「どの作品からも家族との絆、思いやりや感謝の気持ちが伝わった」と話した。

（與那嶺松一郎）

「じまんの家族図画・作文コンクール」　優秀作品を展示　23日まで、琉球新報ギャラリー

港川小3年生の與座さん、図画と作文両部門で最高賞　第62回じまんの家族コン　表彰式は6月23日、新報ホール　沖縄