名護市辺野古の新基地建設に反対する海上行動チーム「辺野古ぶる~」のメンバーらは23日、沖縄防衛局がサンゴの移植を進めている大浦湾側の海域を調査し、サンゴの白化が広がっていることを確認した。サンゴの白化が広がる中、移植を進めることに疑問の声が上がっている。
サンゴは海水温が30度を超えると白化が進みやすいといわれている。今回のサンゴの白化は、連日の猛暑や台風が来ていないことなどで高水温が続いていることが原因とみられる。船の上からでも白化が広がっているのが確認できるほどだったという。
一方、同日も防衛局によるサンゴの移植は進められていた。
メンバーの鈴木公子さんは、今回のサンゴ白化の広がりは「異常だ」とした上で「このような状況で無理にサンゴを移植するのはやめるべきだ」と訴えた。
(玉寄光太)