木原防衛相＝資料写真
明 真南斗 【東京】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局が県に護岸工事の設計などに関する事前協議を終えると通告したことを巡り、木原稔防衛相は30日の閣議後会見で「（20日に着工したA護岸だけでなく）他の護岸も含む協議が十分に行われた」と語り、今後、他の護岸も着工可能との認識を示した。
一方的な協議打ち切りは、私人と同じ立場で承認を受けたとする防衛省の主張と矛盾しないか問われたが「県側からの質問等に対して、迅速かつ丁寧に対応をしてきた」と述べるにとどめた。
玉城デニー知事は30日、防衛省で記者団の取材に応じ「回答が不十分。しっかりと回答していただきたい」として協議継続を求めた。 （明真南斗）
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