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辺野古テントで「カジマヤー」お祝い 97歳、新基地抗議「子どもたちのために、命続く限り」 沖縄


辺野古テントで「カジマヤー」お祝い 97歳、新基地抗議「子どもたちのために、命続く限り」 沖縄 参加者と腕を組んで「今こそ立ち上がろう」を歌い終わり、気勢を上げる仲井間小夜子さん(前列中央)=7日、名護市辺野古
この記事を書いた人 アバター画像 武井 悠

 県内で平和運動に取り組む仲井間小夜子さん(96)の数え97歳のカジマヤー祝いが7日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前テントであった。仲井間さんと共に、辺野古の新基地建設に反対を続ける市民らが参加し、歌や踊りなどで人生の節目を祝福した。

 仲井間さんは南洋諸島のロタ島で戦争を体験し、爆風に吹き飛ばされて意識を失った経験もある。教員退職後は「教え子を戦争に送らせない」をモットーに、戦争体験を描いた紙芝居の読み聞かせなどを通じて平和の大切さを訴えている。ゲート前での抗議には現在も週2回参加し、7日も午前中の抗議に加わった。

 カジマヤーには玉城デニー知事も祝辞を寄せ「元気な姿は健康長寿の素晴らしい目標となるものだ」と活動をねぎらった。最後は仲井間さんと参加者が腕を組み、ゲート前の抗議行動で歌われてきた「今こそ立ち上がろう」を熱唱した。

 仲井間さんは「余りに感動し、言葉がなくなった」と参加者に感謝した。辺野古での抗議について「子どもたちのためにも命の続く限り頑張りたい」と意気込んだ。

 (武井悠)