沖縄防衛局は8日、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に関して、地盤改良工事3件の一般競争入札を公告した。3件合計でサンドドレーン(SD、砂ぐい)を約1万3300本埋設する。工期は2028年3月15日までとされている。
工事名は「シュワブ(R6)地盤改良工事(その1~その3)」。その1では打ち込んだ砂ぐいの上に敷く敷砂約7万9千平方メートル、SD約4600本、使用する海砂は約23万立方メートル。その2は敷砂約6万4千平方メートル、SD約3700本、海砂約18万立方メートル。その3は敷砂約3万7600平方メートル、SD約5千本、海砂約16万立方メートル。来年2月6日に開札する。
そのほか、N6護岸新設工事とN9護岸等新設工事も公告した。N6護岸の工事は中仕切護岸工事(基礎工約8万4千立方メートル、被覆ブロック約5100個)と石材陸上運搬一式など。N9護岸の工事は中仕切護岸工事(基礎工約4万9千立方メートル、被覆ブロック約2900個)、傾斜堤護岸工事(管布設工、裏込工)、石材陸上運搬一式など。工期は27年3月15日まで。開札は地盤改良と同じく来年2月6日を予定している。
(沖田有吾)