沖縄・大東島地方、強風域に 台風10号 鹿児島路線欠航も


沖縄・大東島地方、強風域に 台風10号 鹿児島路線欠航も
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 非常に強い台風10号は27日、南北大東島を強風域、鹿児島県の奄美群島の一部を暴風域に巻き込みながら、ゆっくりとした速さで北西に進んだ。

 最大瞬間風速は鹿児島県・喜界島で8月の観測史上最大となる44・2メートルを観測、南大東島では22・7メートルを観測した。

 北大東、南大東の両村によると、人的な被害は出ていない。日本航空は28日に那覇―奄美大島路線を1便欠航する予定で、23人に影響が出る。ソラシドエアの那覇―鹿児島便1便も欠航する。

 台風は27日午後6時時点で奄美市の東北東にあり、勢力を維持したまま北寄りに進み、29日には九州南部に接近、西日本に上陸する恐れがある。気象庁は大雨や暴風に厳重な警戒が必要だとして、接近前に早めの備えを呼びかけた。

 台風の中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっている。

 (中村優希)