高校生がご当地食材を生かしたメニューを開発する「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(全国食の甲子園協会主催)の県選抜大会が31日、那覇市旭町のカエルぴあなはで開かれた。5校が料理の腕を振るい、首里高校普通科2年の幸地向日葵(ひまり)さん(17)と上原千和(ちより)さん(16)が作った「心と体の命(ぬち)薬(ぐすい)キッシュ」が優勝に輝いた。
県産の麩(ふ)を土台にし、田芋の甘みや島豆腐のソースなどでヘルシーで安心できるような味わいに仕上げた。大会に向けて麩がかみ切れないなどの課題があったが、穴を開けたり種類を変えたりするなどして試行錯誤した。
幸地さんは「調理もプレゼンもうまくいって楽しかった。全国大会に向けてさらにお麩をグレードアップさせたい」と意気込んだ。
上原さんは「ぎりぎりまで試行錯誤していたので不安はあったが最後までやりきれてよかった」と話した。2人は11月に東京で開催される全国大会に出場する。
(中村優希)