【本部】海洋博公園熱帯ドリームセンターは、カトレア温室で沖縄産ランから生まれた新品種「ペクタベナリアホワイトグリフィン」を、世界で初めて一般公開している。22日ごろまでが見頃。
美ら島財団の植物研究室では、県内で絶滅の危機にひんしている野生のラン「ダイサギソウ」の増殖に取り組んでいる。今回展示されている花は、増殖した株を基にして2020年に交配し、23年に初めて開花した。
大きく純白の花は、シラサギが羽を広げて天を舞うように美しく、見応えがある。担当者は「県内の貴重なランからできた新しい花を、ぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。
今回は3年かけて育成した10株を入れ替わりで展示する。植物の状態によって早めに展示が終わることもある。
(玉寄光太)