台風18号の接近に備え、先島地方では1日、住民らが防護ネットを張ったり、漁船を陸揚げしたりするなど対策を進めた。
石垣市美崎町の東運輸バスターミナルでは、社員らが社屋に防護ネットを設置した。脚立を使って作業していた大城透さん(63)は「観光客から観光バスのキャンセルがあった」と台風の影響を嘆いた。速度が遅く進路もはっきりしない台風に「影響が長引かなければいいが」と願った。
宮古島市平良の荷川取漁港のスロープでは、陸揚げされた船舶がロープで固定されていた。浮桟橋に漁船をつないでいた男性(70)は「台風の前後1週間は漁に出ることができない。被害が出ないことを願っている」と語った。
(照屋大哲、友寄開)
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