那覇と阿嘉島、座間味島を結ぶ高速船の「クイーンざまみ」で21日、右舷のかじが折れて脱落しているのが見つかり、同船は22日から原因究明と修繕のため全面運休している。座間味村によると運航再開には少なくとも2カ月を要する。
村によると21日、入港時の旋回動作について船員から違和感を訴える声があり、泊港に帰港後に潜水確認したところ、脱落が判明した。脱落した地点は分かっていない。
8月下旬に右舷のかじの根元部分に亀裂が見つかり緊急修理を行ったが、今回の脱落との関連は不明。また、脱落につながる衝撃などの情報も現時点ではないという。21日の運航で、けが人や体調不良者はいなかった。
代替船はなく、運休中はフェリーざまみを増便したり、座間味港での停泊時間を延長したりするなどの対応を取る。運航情報は村ホームページ参照。
(岩切美穂)