松本哲治浦添市長が27日、市がTikTokに上げた動画が女性蔑視に当たるなどと批判を浴びた問題を受け、浦添市議会(比嘉克政議長)の9月定例会で謝罪した。
松本市長は「私の性およびジェンダーに関する認識不足を痛感し、市民の皆さまをはじめ、ご迷惑をおかけした皆さまに対し深くおわび申し上げる」と頭を下げた。
市議会は27日、この問題をはじめ、9月定例会で、松本市長の責任を問う事案が複数あったことを受け、14人の委員で構成する「市政運営に関する調査特別委員会」設置を決めた。委員会では、TikTok動画の諸問題、ハラスメントなどについて調査をする。
市長の謝罪を受け、与野党計16人の議員が緊急質問をし、市長のハラスメント意識や動画のチェック体制を問いただした。共産党の仲村直子議員は「(問題を受け)人権意識が低いという声もあった。市の状況、市民の暮らし、女性の生きづらさをどう感じているのか」と追及した。
松本市長は「配慮がなかった」と謝罪した。
(藤村謙吾)