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空幕長「不十分な対応あった」 自衛隊内のセクハラ問題 那覇基地での被害問われ「一般論」と否定も


空幕長「不十分な対応あった」 自衛隊内のセクハラ問題 那覇基地での被害問われ「一般論」と否定も 航空自衛隊那覇基地
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 【東京】内倉浩昭航空幕僚長は2日の記者会見で、自衛隊内でセクハラ被害の発覚が相次いでいる問題について「認知していたにもかかわらず十分な対応ができていなかったことが過去にあったのは事実だ」と語った。その上で組織体制について「相談員らの理解度、対処要領について改めて徹底を図っていきたい」と話した。

 自衛隊内のセクハラを巡っては、那覇基地でのセクハラ被害を訴えたにもかかわらず、組織として十分に対応してもらえなかったとして現役の航空自衛官が裁判を起こしている。会見で「『十分な対応ができていなかった』というのは現役自衛官が訴えている事案か」と問われた内倉空幕長は「一般論だ」と否定した。

 (明真南斗)