10日から県内などで始まっている自衛隊最大規模の実動演習「自衛隊統合演習(JX)」の一環として、航空自衛隊那覇基地で行われている滑走路復旧作業の訓練が15日、報道陣に公開された。
攻撃などによって滑走路が破損した事態を想定し、コンクリートで埋め戻す作業を確認した。
訓練では、ミサイルやロケット弾による攻撃、特殊部隊の爆破、自然災害などによって滑走路が破損したことを想定。陸上自衛隊の第15旅団第15施設隊と第5施設団第103特殊機材中隊、航空自衛隊の南西航空方面隊南西航空施設隊から合計約90人が参加した。
散乱したコンクリートの破片を重機で片付けた後、破損した箇所の周辺を四角く区切り、コンクリートを砕いて掘り下げた。速乾性のコンクリートを流し込み、元の平らな状態に戻した。
那覇基地で滑走路復旧訓練が公開されたのは初めて。(沖田有吾)