県議会与党会派「おきなわ南風」と「立憲おきなわ」が20日、合流し新たに「おきなわ新風(みーかじ)」を発足させた。会派長には平良昭一県議(旧南風)、幹事長に仲村未央県議(旧立憲)が就任した。合流により所属議員は8人(旧南風4、立憲4)となった。与党第1会派の「てぃーだ平和ネット」と所属議員数は同数となる。
平良会派長は辺野古問題をはじめ玉城デニー県政が抱える課題解決に向けて「与党としてより強固に結束し発信力を高め、県政を支えていく」と抱負を語った。28日開会予定の11月議会は新会派で臨む。
合流理由について、平良会派長は「大きくまとまることで発信力を強めることが県政を支える力になると判断した」と説明した。所属議員が本島北中部や宮古、八重山の県内広域から選出されている点を挙げ「より広く県民の声を拾って議会や県政に届けられる」と述べた。
「立憲おきなわ」は立憲民主党所属議員が所属していた。今回の合流で会派名から「立憲」が消えることになる。立憲民主党県連新代表に就任したばかりの仲村幹事長は会派名を重視するよりも「8人がしっかりまとまって県議会の大きな一翼となり、存在感を示すことが重要だ」との認識を示した。
(佐野真慈)