玉城デニー知事は30日、オスプレイ墜落事故についてコメントを発表した。報道などから機体トラブルの可能性が高いと考えられるとして「事故原因が明確でない段階において、捜索救助活動であったとしてもオスプレイを使用することについては、重大な疑念を持たざるを得ない」と指摘した。
県として、あらためて原因究明までの間は、オスプレイの飛行停止とともに、今回の事故の捜索救助活動にはオスプレイ以外の機材を使用することを米軍に求めるよう、政府に要請した。
30日午前に沖縄防衛局から県に対し「防衛省地方協力局長が在日米軍司令官に対し、捜索救助活動を行う機体を除き安全が確認されてから飛行するよう要請した」と情報提供があったという。「(29日の)県の申し入れなどを踏まえたと思われるが、本日も県内でオスプレイの飛行が確認されていて、大変遺憾だ」と指摘した。
死亡が確認された乗員について「ご遺族に心から哀悼の意を表する。全ての乗員が一刻も早く発見、救助されることを心から祈っている」とした。
(沖田有吾)