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比嘉氏が派閥から2万円「キックバック」 収支報告書に記載済み


比嘉氏が派閥から2万円「キックバック」 収支報告書に記載済み 比嘉奈津美氏
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 【東京】自民党派閥の政治資金パーティー券問題で、比嘉奈津美参院議員(比例)が所属する茂木派(平成研究会)からノルマ超過分の2万円を寄付として受け取っていたことが7日までに分かった。

 受け取った金額は政治資金収支報告書に記載しており、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)に該当しないとみられる。

 比嘉氏の事務所によると、2022年の派閥の政治資金パーティーで課されたノルマ分より多くパーティー券を販売。超過分の2万円を派閥側から受け取り、「その他の寄付」として政治資金収支報告書に記載した。

 政治資金規正法では、20万円以下のパーティー券購入者は収支報告書に記載する義務がなく、1年で5万円以下の寄付者についても公表が義務付けられていない。

 他の沖縄関係・選出の自民党所属議員では、西銘恒三郎、宮崎政久、島尻安伊子各衆院議員(いずれも茂木派)の事務所が本紙の取材に応じ、キックバックについていずれも「ない」と回答した。岸田派(宏池会)の国場幸之助衆院議員の事務所は6日午後8時までに確認がとれなかった。(安里洋輔)