戦略爆撃機B1Bが嘉手納基地に緊急着陸


戦略爆撃機B1Bが嘉手納基地に緊急着陸 米空軍嘉手納基地に緊急着陸したとみられる米軍の戦略爆撃機B1B=20日午後8時40分、米空軍嘉手納基地
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【嘉手納】米空軍嘉手納基地に20日午後8時過ぎ、米空軍のB1B超音速戦略爆撃機2機が飛来した。うち1機は滑走路上で停止してエンジンを止めており、緊急着陸とみられる。B1Bは最大57㌧の兵器を搭載し、最高速度はマッハ1・2。同型機は1996年に嘉手納基地に飛来している。

 1980年代半ばに運用が始まり、当初は核兵器を搭載した。米国と旧ソ連による第1次戦略兵器削減条約(START1)に基づき現在は核兵器は搭載できない仕様となっているが、クラスター爆弾などを大量に搭載可能。

 韓国メディアによると、18日に北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受け、20日に日米韓が朝鮮半島に展開したB1Bと空中合同訓練を実施した。嘉手納に飛来した機体と同じものだとみられる。機体は米サウスダコア州エルスワース空軍基地所属。(島袋良太)