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岸田首相、タイ首相に泡盛を寄贈 タイ米が原料「両国友好の象徴」


岸田首相、タイ首相に泡盛を寄贈 タイ米が原料「両国友好の象徴」 タイのセター首相(左)に泡盛を手渡す岸田文雄首相=17日、首相官邸(政府関係者提供)
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【東京】日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)との友好協力50周年を記念して行われた「日ASEAN特別首脳会議」(16~18日)のために来日したタイのセター首相に泡盛が寄贈された。岸田文雄首相が17日、首相官邸で金武酒造の35年古酒「龍」の4合瓶を直接手渡した=写真(提供)。
 関係者によると、泡盛がタイ米を原料としていることなどから、県酒造組合(佐久本学会長)が、「両国の友好の象徴」として寄贈を提案した。岸田首相は2022年11月には、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でタイを訪問した際にも当時のプラユット首相に泡盛を贈っているが、対面で自ら手渡したのは初めてという。
 泡盛を巡っては、政府が「伝統的酒造り」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指す方針を決定しており、海外での認知度向上が期待されている。 (安里洋輔)