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下地幹郎氏、デニー知事辞任した上での選挙求め、署名3万筆 「沖縄県はこのままでいいのか」


下地幹郎氏、デニー知事辞任した上での選挙求め、署名3万筆 「沖縄県はこのままでいいのか」 集まった署名を前に知事選挙の実施を訴える下地幹郎氏=27日午後、那覇市内
この記事を書いた人 Avatar photo 佐野 真慈

 元郵政民営化担当相の下地幹郎氏は27日、那覇市内で会見し、玉城デニー知事が辞任した上で知事選挙と県民投票の実施を求める署名運動について、同日時点で3万2195筆が集まったと発表した。約3万筆の署名のうち、代執行訴訟の判決が出た20日からの約1週間で約2万筆が集まったとして「このまま代執行されることに県民は納得していない。沖縄県はこのままでいいのかという思いの表れだ」とした。

 下地氏は、辺野古新基地建設問題を解決するためとして11月21日から署名運動を始めた。辺野古問題について「代執行で県の意思とは別に移設が進むことを望む県民は少ない。選挙の民意を基に国と政治協議するしか解決はない」と改めて強調した。知事選が実施された場合は、下地氏も立候補する意向を示した。玉城知事が再選された際は「民意は重い。選挙結果に従い(玉城県政の)一翼に入る」とした。

 下地氏は玉城知事に直接、署名を提出する意向だが日程は決まっていない。

 (佐野真慈)