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宿泊施設避難者 移動の可能性も 石川知事、新幹線開業で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 石川県の馳浩知事は17日の記者会見で、能登半島地震被災者を宿泊施設で受け入れる「2次避難」を巡り、北陸新幹線金沢―敦賀が延伸開業する3月16日をめどに避難者に別の施設へ移ってもらう可能性を示唆した。既に一般客の予約が入っていることが理由で、別の避難所などへの移動を想定している。
 馳氏は地震の被害が少なかった金沢市以南のエリアについて「能登を助けるために経済活動を続けてほしい」と強調。新幹線開業で訪れる観光客が増えることを踏まえ「次(の場所)にスライドせざるを得ないことは想定される」と指摘した。
 別の取材の際には「たらい回しにされるとの懸念を持つのは当然だ」とも言及。避難者が身を寄せる施設確保に努め、仮設住宅の建設も急ぐ考えを示した。