【東京】米空軍が19日に嘉手納基地で計画するパラシュート降下訓練について、防衛省は18日、取材に対し、同訓練を米軍伊江島補助飛行場で実施するとした1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告の「例外」に当たると判断したと明らかにし、容認する姿勢を示した。
SACOは主に読谷補助飛行場で実施されていたパラシュート降下訓練を伊江島補助飛行場に移転することで合意。ただ、防衛省は(1)定期的なものではない(2)小規模(3)訓練する喫緊の必要性(4)伊江島補助飛行場でできない―の4条件に該当すれば、「例外的な場合」として嘉手納基地で実施できると解釈している。
伊江島補助飛行場の滑走路は補修が必要で、今回の訓練で使用予定のMC130特殊作戦機が離着陸できない状態といい、4条件を満たすと判断した。
(明真南斗)
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嘉手納降下訓練 防衛省は「容認」
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琉球新報朝刊