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武力攻撃想定 図上避難訓練 熊本、鹿児島県参加


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 政府と鹿児島、熊本両県は18日、他国から武力攻撃を受ける事態をにらみ、屋久島と口永良部島(いずれも鹿児島県)の住民計約1万1千人を九州本土に避難させる合同の図上訓練を実施した。特定の事態は想定していないとしているものの、中国の軍事力強化が念頭にあるとみられる。
 訓練は、関係が悪化した国から攻撃される可能性があるとして、政府が「武力攻撃予測事態」を認定。国民保護法に基づき島民は鹿児島市や熊本県などに避難する必要があると判断したとの想定で行われた。
 内閣官房や両県庁などをオンラインでつなぎ、関係省庁や両県警など約20機関が参加した。