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県クロマグロ 漁獲枠拡大を 石垣議会、国へ意見書


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 【東京】石垣市議会の我喜屋隆次議長は18日、農林水産省で武村展英副大臣と面談し、太平洋クロマグロの資源管理を扱う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)での県の漁獲枠拡大を求める意見書を提出した。
 我喜屋議長らは森健水産庁長官、内閣府で望月明雄沖縄振興局長とも面会し、同様の意見書を手渡した。
 我喜屋氏らによると、石垣市など県内でクロマグロの漁獲高が回復している一方、漁獲実績に応じて決められる漁獲枠が最大実績220トンの7割に満たない147トンに据え置かれていると指摘。国境離島を抱える石垣市の特殊事情を考慮した上での漁獲枠拡大を訴えた。武村氏は「調整していきたい」などと話したという。 (安里洋輔)