有料

被災地で活用 高速通信衛星 米スペースX社


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 米宇宙企業スペースXが手がける衛星インターネットサービス「スターリンク」の活用が、能登半島地震の被災地で進んでいる。従来の通信インフラが復旧していなくても高速通信が可能で、消防隊の拠点や避難所で導入。専門家によると、国内の災害現場での大規模利用は初とみられる。
 スターリンクを国内で提供するKDDIは受信装置550台を避難所や行政機関、災害派遣医療チーム(DMAT)の拠点向けに供与した。人力での運搬も可能で、能登半島のように道路事情の厳しい被災地や孤立集落での活用に向くという。