有料

信頼回復が最優先/首相 解散「頭にない」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 岸田文雄首相(自民党総裁)は21日放送のBSテレ東番組で、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け「政治の信頼回復なくして政策推進はあり得ない。最優先課題として取り組む」と強調した。党総裁選や衆院解散・総選挙への対応を問われ「今、政治日程は頭にない。先送りできない課題に専念する」と述べるにとどめた。番組は、首相が岸田派(宏池会)解散の意向を表明する前の16日に収録された。
 首相は自民の対応として、政治資金パーティーの透明性を確保するため監査や振り込みの導入のほか、派閥に関する議論を進める必要があると説明。政治資金規正法の改正については「政治活動全般に関わる。自民だけで決めるわけにはいかない」と、野党も含めて議論していくとした。