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共産委員長に「パワハラ」指摘/田村氏 党大会発言者を糾弾


共産委員長に「パワハラ」指摘/田村氏 党大会発言者を糾弾 田村智子氏
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 共産党の田村智子委員長が党大会で出席者の発言を糾弾し、地方議員から「パワハラ」との指摘が相次いでいることが21日、分かった。党員の除名処分に異論を唱えた出席者について、田村氏は公開の場で「発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する」と非難していた。
 田村氏の発言は18日、新委員長に選出される前に飛び出した。党首公選制の導入を主張した党員に対する除名処分を問題視した16日の大山奈々子神奈川県議の意見について、共産党外の声に依拠しているとして「党員としての主体性、誠実さを欠く発言だ」と叱責(しっせき)した。
 党所属の複数の地方議員が、「ハラスメントだ。市民の理解は得られない」などと訴えた。
 一方、小池晃書記局長は「発言内容への批判であり、人格を傷つけるものではない。パワハラとは違う」と弁明した。

田村智子氏