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高浜原発で蒸気漏れ 関電「周辺環境へ影響なし」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 関西電力は22日、高浜原発1号機(福井県高浜町)のタービン建屋にある2次系配管で蒸気漏れを確認し、点検のため出力を40%に抑制したと発表した。また、定期検査中の高浜4号機で、蒸気発生器の伝熱管4本に損傷を確認したことも明らかにした。いずれも周辺環境への放射能の影響は確認されていないという。4月下旬としていた4号機の営業運転再開の時期は遅れる見通し。
 関電によると、1号機では21日深夜、巡回点検していた作業員が蒸気発生器への給水を補助するポンプ付近の配管から蒸気が漏れているのを確認した。別のポンプに切り替えたが、22日早朝に、稼働中のポンプでも通常より多く冷却水が漏れていることが判明した。