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岸田派解散 正式に決定


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自民党岸田派(宏池会)は23日、臨時の派閥会合を東京都内で開き、派閥解散を正式決定した。所属議員が集まる最後の場で、事務総長の根本匠元厚生労働相ら幹部が解散に至る経緯を説明、了承を得た。池田勇人氏をはじめ岸田文雄首相まで計5人の首相を輩出した同派は、66年の歴史に幕を下ろす。
 既に会長を退き派閥を離脱した岸田首相は会合に出席せず、ナンバー2の座長を務める林芳正官房長官も欠席した。
 宏池会は池田氏が1957年6月に創設。池田、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一、岸田の5首相が誕生した。首相は昨年12月に離脱するまで約11年間、会長を務めた。