仮止水に成功、きょう工事着手 生活・工業用水の断水は発生せず 沖縄の導水管漏水


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仮止水に成功、きょう工事着手 生活・工業用水の断水は発生せず 沖縄の導水管漏水 イメージ写真
この記事を書いた人 Avatar photo 與那原 采󠄀恵

県の久志浄水場から西原浄水場へ水を送る導水管の途中で漏水が発生した問題で、県企業局は24日、木栓による仮止水に成功したと発表した。25日にうるま市昆布の漏水箇所の修繕工事を開始する。同日中に終了予定。送水は止めないため、工事に伴う工業用水や生活用水の断水は発生しない。
 漏水場所は約4センチの穴が空き、1時間に5トン程度の水が漏れていた状況だった。木栓による仮止水は応急措置で、工事でその上から鉄板を溶接し、修繕完了となる。
 企業局は当初、漏れ出ている水をホースやパイプ、吸引車などを使って排水し、溶接工事に当たる予定としていた。
 25日の修繕工事に向けた準備段階で、木栓の打ち込みによる止水を試みていたところ、24日に成功した。そのため、排水作業をせずに溶接を開始する。
 工事は、午前10時から準備作業に入り、午前11時頃から溶接作業を開始。午後3時頃には全ての作業が終了する見込みだ。 (與那原采恵)