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犠牲者19人 匿名で審理


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 京都地裁は、事件の犠牲者36人のうち19人を匿名で審理した。地裁は理由を明らかにしていない。対象者は氏名ではなく「別表1の2」「別表1の7」などと表現され、遺族も意見陳述で犠牲者を「娘」「姉」などと呼んだ。
 京アニ事件では犠牲者の実名公表の是非が議論となっており、プライバシーの保護を求める遺族の要望に配慮したとみられる。性犯罪のほか、被害者の名誉や社会生活の平穏が「著しく害される」懸念がある場合も対象となる。