パラシュート降下訓練に抗議 嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会


パラシュート降下訓練に抗議 嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会 上空から次々とパラシュートで降下する米兵=19日午後2時42分、嘉手納町の米軍嘉手納基地(大城直也撮影)
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 【中部】米軍が19日に嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)でパラシュート降下訓練を実施したことを受け、沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)の桑江朝千夫会長(沖縄市長)らは26日、沖縄防衛局に伊藤晋哉局長を訪ね、同基地で降下訓練を実施しないことなどを求める抗議・要請文を手渡した。
 伊藤局長は防衛省の認識として「伊江島補助飛行場の滑走路が使用できない状況が続いていることから、例外的な場合に該当する」と説明した。
 文書では、昨年12月19日にも例外的使用が実施されたと指摘。その上で「嘉手納飛行場周辺は住宅街であることから、事故等により、周辺住民に重大な影響を及ぼす恐れがあり、訓練の常態化につながる」と懸念を伝えた。三連協はこれまでも、例外的な場合でも嘉手納基地での降下訓練を実施することに反対している。
(名嘉一心)