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茂木派、離脱相次ぐ 存続公算の麻生派でも


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 自民党の関口昌一参院議員会長は26日の記者会見で、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け参院幹部4人が所属する派閥から離脱すると表明した。茂木派からは関口氏に加え、石井準一参院国対委員長、福岡資麿参院政審会長の3人が抜ける。同派では小渕優子選挙対策委員長も退会届を受理されたほか、青木一彦参院議員も退会を表明。麻生派は存続する公算が大きくなったものの岩屋毅元防衛相が退会を表明した。 (10面に関連)
 関口氏は会見で「現在の状況を考え、参院自民党の四役は派閥を退会することにした」と説明。岸田派の松山政司参院幹事長も派閥を離れる。
 麻生派は26日、所属議員を対象にした会合を開き、麻生太郎副総裁に派閥の存廃を一任する方針を決めた。麻生氏は解散を見送る意向を示しており、存続する可能性が高まった。ただ岩屋氏は存続に反対する考えを示し、退会する意向を伝えた。「全ての派閥は一度解散し、更地から新しい自民党を立て直すことが大事だ」と記者団に述べた。