有料

日米首脳会談4月10日 首相、国賓待遇


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 政府は26日、岸田文雄首相が4月に国賓待遇で訪米し、同10日にバイデン大統領との首脳会談と公式夕食会に臨むと発表した。林芳正官房長官は記者会見で「緊密な連携を一層深め、強固な日米関係を世界に示す上で大変有意義なものになる」と述べた。日本の首相の国賓待遇訪米は2015年当時の安倍晋三首相以来。米ホワイトハウスも25日、岸田首相の訪米を発表した。
 首脳会談では、日米同盟の深化を確認し、東・南シナ海で覇権主義的行動を強める中国をにらみ「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて安全保障や経済での協力強化を話し合う。台湾や北朝鮮の核・ミサイル開発のほか、ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナ自治区ガザ情勢も協議する。宇宙やサイバー分野での日米間協力強化も確認する見通し。