有料

安倍派堀井氏2196万円還流 自民裏金 比例北海道、派閥から


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件を巡り、堀井学衆院議員(比例北海道)は27日、地元の登別市内で記者会見し、派閥から2018年以降に計2196万円の還流を受けていたと明らかにした。「政治不信を招いたことをおわびする」と陳謝した一方、議員活動は継続する意向を示した。(1面に関連)
 いずれも政治資金収支報告書に記載しておらず、近く訂正する考えを示した。堀井氏側によると還流分は事務所の経費に充てられた。各年の内訳は18~21年に436万~650万円で、22年はパーティー券販売のノルマに届かず、不足分の2万円を派閥に支払った。
 還流されていることは17年ごろに知ったが、同僚議員が同様に還流を受けていたため「そういうルールだと思っていた」と述べ違法性の認識がなかったとした。「不記載は誰からの指示か」との質問には「直接聞いておらず分からない」と濁した。東京地検特捜部に堀井氏と秘書が任意聴取されたことも明らかにした。