有料

安全性評価 5段階に 貸し切りバス審査厳格化


安全性評価 5段階に 貸し切りバス審査厳格化 安全性評価制度で導入される新しい認定マーク(日本バス協会提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 日本バス協会は、貸し切りバス事業者の安全性評価制度を見直す。格付けを3段階から5段階に細分化。法令違反による行政処分は減点幅を拡大するなど、審査基準を厳しくする。安全性能の高い車両導入や、運転手の労務・健康管理もより評価に反映させる。2024~25年度に順次変更する。大幅改定は11年度の導入以来、初めて。
 制度は日本バス協会が実施主体となり、事業者の申請に基づき100点満点で評価。旅行会社が事業者を選ぶ指標などに活用されている。改定では最高ランクを「五つ星」とし、認定マークも刷新。高得点の事業者がより評価される仕組みにする。法令違反が確認された場合は審査を中止。過去の違反実績も、従来の最大10点を超えて減点する。