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「要望応えるよう努力」 林長官 三連協と面談


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【中部】沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)の首長らは28日、嘉手納町の沖縄防衛局で林芳正官房長官と面談した。三連協会長の桑江朝千夫沖縄市長によると、基地問題に関連する各市町の課題を伝え、林氏からは「各地域の要望に応えていけるよう努力したい」と返答があった。
 嘉手納町の當山宏町長は騒音問題や航空機排ガスの悪臭など、北谷町の渡久地政志町長はF15戦闘機退役に伴う巡回配備の騒音激化、米軍基地占有によって町発展の可能性が阻害されていることなどを訴えた。
 桑江市長は、米軍牧港補給地区倉庫群の嘉手納弾薬庫内への移設計画について、住民の安心安全を守るため、地域の要望を聞いてほしいとし、補助事業増額を要望した。
 嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施しないことや武器搭載可能な無人機MQ9の安全な運用など、三連協が要望を続けている項目について、林氏からの言及はなかったという。 
  (福田修平)