【東京】昨年4月に宮古島市沖で発生して10人が死亡した陸上自衛隊UH60JAヘリコプターの墜落を巡り、木原稔防衛相は30日の閣議後会見で調査状況を問われ、事故原因について「相当程度の絞り込みはできている」と明らかにした。一方でまだ事故調査は続いており「(内容について)答えられる段階にはない」と述べた。
また、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の返還が合意されて30日で50年を迎えたことについて見解を問われ「跡地利用に大きな期待があり、地元から熱望されている。早期返還を実現できるよういっそう努める」と語った。
軍港の浦添市移設は機能の強化にならないか問われ「現有の機能維持を目的とする」と説明した。根拠については「移設に伴って整備される建物、工作物などは、事務所と倉庫、食堂、消防署などで、現有機能を維持するために必要だということを日米両政府の間で確認している」と述べた。
(明真南斗)
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事故原因「相当絞り込み」 防衛相 陸自ヘリ墜落巡り
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琉球新報朝刊
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