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漏水事故経緯と更新計画を報告 県企業局、対策会議


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄県企業局は30日、危機対策本部会議を開き、導水管の漏水事故の経緯と今後の管路の更新計画などを報告した。会議では、工業用水の事業者から「連絡が遅い」「急な計画変更は困る」などの意見があったと報告があった。

 管路の更新について、久志浄水場と西原浄水場をつなぐ55キロの導水管について、2026年度に更新・耐震化の事業に着手する計画。今回、制水弁のバルブが閉まらず止水できなかったことから、他の事業体への聞き取り調査などで、効果的な確認やメンテナンスの方法を検討する。工業用水事業者への通知は十分余裕を持って伝え、インターネットの活用などでより早く伝える方法についても検討する。

 漏水は16日に見つかり、17日に工業用水を一時停止するなどの影響が生じた。25日に漏水部の修理が完了し生活用水の断水は発生しなかった。

 (沖田有吾、與那原采恵)