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柿沢衆院議員が辞職 公選法違反で起訴 4月3補選へ


柿沢衆院議員が辞職 公選法違反で起訴 4月3補選へ 柿沢未途被告
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 東京都江東区長選を巡り、公選法違反(買収など)の罪で起訴された前法務副大臣で衆院議員の柿沢未途被告=自民党離党、東京15区=が1日、衆院に議員辞職願を提出し、衆院本会議で許可された。公選法の規定により衆院島根1区、長崎3区補欠選挙と同じ4月28日に東京15区補選が行われる。
 国政選挙が実施されるのは、昨年10月の衆院長崎4区、参院徳島・高知選挙区の衆参2補選以来となる。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件への対応や経済対策など岸田文雄首相の政権運営が問われる。結果は、首相の衆院解散戦略や9月の自民総裁選に影響を与えそうだ。
 島根1区補選は、細田博之前衆院議長の死去に伴う。解散方針を決めている安倍派前会長で、大半の所属議員は派閥パーティー券の販売ノルマ超過分の還流を受けていた。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係も指摘された。長崎3区では、裏金事件を巡り政治資金規正法違反罪で略式起訴された谷川弥一衆院議員が議員辞職した。3補選とも岸田政権にとって逆風の選挙戦が予想される。