米軍の降下訓練　北谷議会が抗議　臨時議会で可決

　【北谷】北谷町議会（仲地泰夫議長）は２日の臨時会で、米軍が嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施したことに対し抗議する決議を賛成多数、意見書を全会一致でそれぞれ可決した＝写真。
　決議・意見書では嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を全面禁止すること、日米合同委員会で合意され嘉手納実施の根拠とされる「例外的措置」の撤廃などを求めた。
　抗議決議に反対したのは又吉朋和氏１人。又吉氏は米軍に対して抗議文を提出しても日米地位協定などのため基地運用への意見申し入れは難しいとし「米軍に抗議決議をするよりも、意見書に集約して日本政府に強く要求した方がいい」と述べた。
　後日、嘉手納基地第１８航空団と沖縄防衛局を訪れ直接要請する予定。
　（石井恵理菜）