派閥完全解消　５０％望む　世論調査　与党支持層も厳しく

　共同通信社の世論調査で、自民党の派閥をどうするのがよいと思うか尋ねたところ、派閥の完全解消を望む「派閥も政策集団もないのがよい」との回答が５０・９％で過半数となった。自民支持層は３６・０％、公明支持層では５５・８％に上り、与党支持層にも存続に厳しい見方が広がっている実態が浮き彫りとなった。
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　自民は党改革の中間報告で、派閥から金と人事を切り離した政策集団に移行するルールを定めた。派閥が「政策集団になるのがよい」と答えたのは全体で３２・５％、「派閥は従来の形のまま残ってもよい」と維持を求めたのは９・３％にとどまった。
　完全解消を求めた人を野党支持層別にみると、立憲民主６６・９％、日本維新の会５０・８％、共産７４・８％、国民民主５６・８％などとなった。「支持する政党はない」とした無党派層は５４・９％だった。男女別では男性の４３・９％に対し、女性の５７・５％が上回った。