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与那原川改修 13年延長報告 公共事業評価監視委


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 公共事業の妥当性を審議する県公共事業評価監視委員会(委員長・入部綱清琉球大助教)の2023年度第3回会合が5日、県庁で開かれた。県河川課は与那原川の河川改修事業について、事業完了が当初の20年から13年延び、33年までとなることを明らかにした。
 改修事業は、与那原川と比謝川の合流地点から倉敷ダムに向かう約2・5キロが対象区間であり、事業区間の約半分が米軍施設内に入っている。県の担当者は、事業延長の理由を「軍用地の補償費単価の不満などにより用地取得が難航している」とし、29年度までの用地取得完了を目標としていると述べた。
 委員会では土木建築部所管の河川事業4件と、農林水産部所管の土地改良事業5件が審議され、全事業の継続が了承された。 
  (與那原采恵)