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飛行再開「調整ない」 防衛相 米オスプレイ巡り


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】昨年11月に発生した鹿児島県・屋久島沖での米空軍CV22オスプレイ墜落を受けて米軍が全オスプレイの運用を停止していることについて、木原稔防衛相は9日の閣議後会見で、再開に向けた調整をしているか問われ「随時やりとりして安全に関する確認作業は進めているが、米側から日本国内のオスプレイ運用に関する事前調整はこれまでに来ていない」と答えた。AP通信は7日、米国防総省が機器の故障を特定し、飛行再開に向けた調整を進めていると報じていた。
 木原氏は米側から受けている情報の詳細について「事故の状況や安全対策などについて確認作業をしている最中で、具体的な内容を現時点で答えることは控える」と述べた。その上で「安全確保は日米共通の最優先事項で、引き続き日米で緊密に連携して対応する」と強調した。(明真南斗)