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作業部会 来月上旬にも 政府 普天間危険除去で調整


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】米軍普天間飛行場の危険性除去や負担軽減の方策を国と県、宜野湾市が話し合う「普天間飛行場負担軽減推進会議(推進会議)」の作業部会について、政府が3月上旬までに開催する方向で調整していることが13日、分かった。栗生俊一官房副長官が、米軍普天間飛行場の早期の運用停止や基地跡地利用の推進などを求める要請のために、上京中の松川正則宜野湾市長に明かした。
 松川市長は同日、普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、1月10日に国の代執行で承認された大浦湾側の工事が始まったことを受けて首相官邸で林芳正官房長官、栗生氏と面会。推進会議と作業部会の開催などを求める要請書を提出した。
 推進会議については触れられなかったとし、松川市長は「今の状況では開催が難しいのだろう」との見方を示した。 (安里洋輔)