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厚生年金、加入対象を議論


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 厚生労働省は13日、会社員ら向けの厚生年金の加入対象者拡大に関し、労使代表や有識者でつくる懇談会の初会合を開いた。
 パートら短時間労働者や個人事業所に関する要件を見直し、加入対象をどこまで広げるかが論点となる。報告書を今夏までにまとめた後、社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会で議論を本格化させる。
 厚生年金は、法人事業所の場合、フルタイムで働く人は全員加入対象。パートら短時間労働者は、現行では「勤務先の従業員が101人以上」などの加入要件があり、10月からは「51人以上」へ引き下げられる。
 今後、従業員数の要件を撤廃するかどうかを話し合う。