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寄付金、報告書に不記載 自民党那覇市議ら3人


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 自民党所属の那覇市議の粟國彰、山川典二の両氏と久高友弘元市議のそれぞれの後援会が自民党第1選挙区支部と党那覇支部から受けた寄付金の一部について、県選挙管理委員会に提出した政治資金収支報告書に記載していなかったことが15日、分かった。同日の市議会代表質問で、共産党の古堅茂治氏が不記載について指摘した。
 不記載の金額は那覇市議選があった2021年から22年にかけて、粟國氏が50万円、山川氏が30万円、久高氏が計105万円。山川氏は15日付で収支報告書を訂正した。
 山川氏の後援会は22年1月に第1選挙区支部から30万円の寄付を受けているが、不記載だった。山川氏は「事務的ミスだった」と釈明した。粟國氏の後援会は21年7月に那覇支部から受けた50万円の寄付が不記載だった。粟國氏は本紙取材に「事実関係を確認したい」と述べた。
 久高氏の後援会は21年3月に第1選挙区支部から5万円、同8月に那覇支部から100万円の寄付を受けたが、記載がなかった。党第1選挙区支部と那覇支部はいずれも国場幸之助衆院議員が代表だが、那覇支部は当時、久高氏が代表を務めていた。  (吉田健一)